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中学生へとなった私は、完璧な程にまで恋愛封印を完成させた。


…つもりだった。




つもりだった、というのは。

思わぬ壁が、そこには待ち構えていた、


と、いうこと。
何食わぬ顔で。
澄み切った青空の下、無事入学式が終える。
しばらくの間は桃色の絨毯を歩き中学へと通う。

大分新しい生活にも慣れた後。
私はクラスの男児に、思わぬ言葉を喰らう。

これが、私の"恋愛封印"を狂わせる。




「好きなんだって。あいつ。」


首を傾げた後、気が付いた。

あいつというのはきっと……


「***は、お前の事好きなんだって。」


…***。
それは間違いなく、私の知っている人物であった。

大人しめの、男児。
いつのまにか、私よりも背が高くなっていた。

そんな彼が、私の事を?




"恋愛封印"が、解け始める。





それから毎日、気になって気になって仕方がなかった。
今まで恋を見なかった分、久しぶりに恋を知った私は、軽くパニックになっていた。
そんなこと、行き成り言われても困る。
そもそもなんで、本人は直接言わないのに、勝手に好きを知らせるのか。

そんなこと、言わなくて良かったのに。
余計なお世話だと気がついてよ、早く。




しばらく月日が流れても、本人から直接"それ"を聞くことはなかった。
次第に、"鍵"はまた硬く閉ざされていった。


ほっ、と一息吐く。
これが一番いいのだ。
"恋愛封印"再び。

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