小説専用のブログ//カテゴリメニューからどうぞ
前回の続き。
1crowを見てない人→1crowを読む
読み終えたら、ブラウザバックで2crowにお戻りください。
1crowを見るのがめんどくせえ!って方は、下を反転して前回のあらすじをご覧ください。(ネタバレ有)
主人公のゆめは、5人姉妹・兄弟の長女。
毎日楽しいけど、超がつくほど貧乏で、食べ物さえも買えない始末。
そんなゆめは、食べ物の残りを少しでも手に入れようと、ごみ捨て場へ行く。
しかし、いつもならある食べ物の残りが、その日に限ってひとかけらもない。
ゆめの家族は、パート代かバイト代が出るまで、ご飯抜きの生活をしなければならなくなった。
でも、お腹を空かしている状態では、さすがに辛い。
ゆめはもう一度、朝一でごみ捨て場へ向かおうと決心したのだが・・・・
「いってきま~す・・・」
私は、こっそりと家を出る。朝一でごみ捨て場に行くと兄弟たちに言ったから。
今日は祝日だし、学校もないし、よかったよ。
私が行くごみ捨て場は、高級住宅街のごみ捨て場で、結構色々と余りものなどが捨てられてる。
そこから調達するのだ。
もちろん、缶詰とか、腐ってなさそうなものを。
食中毒が怖いから、こんな事滅多にしないんだけど・・・。
衰弱死するくらいなら、こっちを選ぶよ。
「失礼しまーす」
ごそごそとごみ捨て場に入る。
まだ薄暗く、通行人もあまりいない。
このまま見つかる前になんとかして食材を調達しなければ・・・!!!
「んー・・・。なかなかないなぁ・・・」
いつもならあるのになぁ。
すぐに見つかるのになぁ。
その時、後ろから声をかけられた。
「な・・・何やってんの、お前・・・。」
きっと、この高級住宅街に住む住民だよ・・・。
どうしよ・・・こんな・・・。
ばれちゃったよ!
「ご・・・ごめんなさい!家で弟達がお腹を空かせて待ってるんです!!」
頭を下げる。
許してください!
「お前、貧乏なのか?」
こくり、とうなずく。
「とりあえず、顔上げろよ。誰にもチクらねえから。」
ゆっくりと、顔を上げた。
そこには、同年代くらいの男子が立っていた。
綺麗な顔をしてる。よくここまで整った顔ができたなぁ・・。
一言でいったら、イケメン。
ちょっとだけ、顔が熱くなった。
「あのさ、オレでよかったら、食べ物あげるけど・・・」
「ほんと?!」
あ・・・しまった。
初対面の人に親切にされて、思わずくいついちゃったし。
「すみません・・・」
ぺこっと頭を下げる。
「いいって。それより、家、スグそこなんだけど・・・寄ってかない?食べ物渡すついでに。」
って事は、やっぱりこの高級住宅街の住民だったんだ。
どうりで太っ腹だと思ったよ。
お金持ちだったんだね。
「じゃあ・・・ちょっとだけ。」
「おっけー。家に連絡するからちょっと待ってて。」
「あ・・・いいよ!そんな。スグ帰るし・・・」
「や、せっかく来てもらうんだったら、食事取っていきなよ」
「え・・?」
「朝ごはん食ってないんだろ?遠慮すんなって!!」
「じゃ・・・じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・」
"任せろ!"と、彼は微笑んだ。
私は、こっそりと家を出る。朝一でごみ捨て場に行くと兄弟たちに言ったから。
今日は祝日だし、学校もないし、よかったよ。
私が行くごみ捨て場は、高級住宅街のごみ捨て場で、結構色々と余りものなどが捨てられてる。
そこから調達するのだ。
もちろん、缶詰とか、腐ってなさそうなものを。
食中毒が怖いから、こんな事滅多にしないんだけど・・・。
衰弱死するくらいなら、こっちを選ぶよ。
「失礼しまーす」
ごそごそとごみ捨て場に入る。
まだ薄暗く、通行人もあまりいない。
このまま見つかる前になんとかして食材を調達しなければ・・・!!!
「んー・・・。なかなかないなぁ・・・」
いつもならあるのになぁ。
すぐに見つかるのになぁ。
その時、後ろから声をかけられた。
「な・・・何やってんの、お前・・・。」
きっと、この高級住宅街に住む住民だよ・・・。
どうしよ・・・こんな・・・。
ばれちゃったよ!
「ご・・・ごめんなさい!家で弟達がお腹を空かせて待ってるんです!!」
頭を下げる。
許してください!
「お前、貧乏なのか?」
こくり、とうなずく。
「とりあえず、顔上げろよ。誰にもチクらねえから。」
ゆっくりと、顔を上げた。
そこには、同年代くらいの男子が立っていた。
綺麗な顔をしてる。よくここまで整った顔ができたなぁ・・。
一言でいったら、イケメン。
ちょっとだけ、顔が熱くなった。
「あのさ、オレでよかったら、食べ物あげるけど・・・」
「ほんと?!」
あ・・・しまった。
初対面の人に親切にされて、思わずくいついちゃったし。
「すみません・・・」
ぺこっと頭を下げる。
「いいって。それより、家、スグそこなんだけど・・・寄ってかない?食べ物渡すついでに。」
って事は、やっぱりこの高級住宅街の住民だったんだ。
どうりで太っ腹だと思ったよ。
お金持ちだったんだね。
「じゃあ・・・ちょっとだけ。」
「おっけー。家に連絡するからちょっと待ってて。」
「あ・・・いいよ!そんな。スグ帰るし・・・」
「や、せっかく来てもらうんだったら、食事取っていきなよ」
「え・・?」
「朝ごはん食ってないんだろ?遠慮すんなって!!」
「じゃ・・・じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・」
"任せろ!"と、彼は微笑んだ。
PR
この記事にコメントする
カテゴリー
ブログ内検索